種類も数少ない12インチサイズのタブレットを購入するとなるとざらに10万円以上かかるのですが、このタブレットはその約4分の1、なんと27000円の安さで購入できました。
……はい、もちろん中華タブレットなんですけど(笑)
しかしこのタブレット、良い評判どおりといいますか予想していた以上の性能に正直驚いています。
いまの中華タブの品質ってこんなに高くなっていたんですね……このまま行けばいずれはコスパだけでなく品質も日本を追い抜いてしまうのではないでしょうか。
そうなれば販売側の大手メーカーは困りますが、我々消費者にとっては願っても無いことですね。
前置きはこのくらいにして、とりあえずこの巨大タブレット、正式名称「Chuwi hi12」について他の方々がレビューされていることが事実かどうか赤裸々に報告していきたいと思います。
「Chuwi hi12」の基本的なスペック
OS: Windows10+Android5.1
CPU: Intel Cherry Trail Z8300 最大1.84GHz クアッドコア
ビデオ: Intel HD Graphics
メモリ: 4GB
ストレージ: 64GB
モニタ: 12インチ IPS液晶 2160×1440ドット
カメラ: 前200万画素・背500万画素
通信: 802.11b/g/n Bluetooth 4.0
バッテリー: 11000mAh
インターフェース: microUSB×1/USB2.0×1/USB3.0×1/microHDMI/microSD/イヤホン端子
サイズ: 約 296.7mm×202.8mm×8.9mm/重さ: 869g
スペックだけ見れば言わずもがな、30000円以下とはあるまじき性能です。
コスパにおいては中華タブレットの独壇場でしょう。
CPUもAtomとはいえCherry世代なので十分合格点。
解像度は12インチを最大限に活かすことができる最高峰の2160×1440ドット、しかもIPS仕様。
インターフェースも3.0含めてUSB二つ、充電用に使用するMicroUSB、その他HDMI、SDスロット、イヤホン端子と揃い踏みで文句なし。
通信はacが対応していないとはいえ、タブレットとしては十分でしょう。
Bluetoothも4.0仕様、この辺も今となっては基本ですね。
なにより特筆すべきはバッテリー容量。
中華タブといえばバッテリーが全然長持ちしないことが有名なので全く期待していませんでしたが、このタブレットは良い意味でその期待を裏切ってくれました。
11000mAhの容量は伊達じゃないです。
5時間は平気で持ちます。恐らく最長8時間はいけるかと。
OSも切り替えが可能なデュアルブートですので、AndroidもWindowsも楽しめます。
Windowsでオフィス仕事、Androidでアプリゲーム……この切り替えがボタンひとつ。
これこそが正に中華タブ最大の魅力といえるでしょう。
ちなみに僕もこの二刀流仕様に惹かれて今回この商品を購入するに至りました。
(12インチのAndroidがどうしても見てみたかったんです!)
総合評価は――――個人的に90点!
唯一のマイナス点は、タッチパネルとモニターの間の隙間が目立つことくらいですかね。
まぁそれでもタッチはかなり良好な部類ですが。
Windowsモードの使い心地
初期設定が面倒だのとよく敬遠されている本機ですが、僕の場合偶然当たりを引いたのか、立ち上げの際に言語を尋ねられ『日本語』を選択するとすんなり日本語化が完了しました。
まぁ、最初から中国語になっていたとしても今はネット時代、「Chuwi hi12 日本語化」で検索すれば他の方々が手順について詳しく書いてくださった記事がたくさん出てきますのでこの辺は割愛。
Windowsについては初期設定を心配する必要はなさそうです。
処理性能についてですが、さすがはクアッドコア×メモリ4GBです。
基本的なオフィス仕事やネットサーフィン、動画視聴であればカタつくことはなさそうです。
さすがに4K動画や3D処理は無理があるかもしれませんが。
この辺についても余程のことが無い限り心配することはないでしょう。
サブノート、持ち運び用途が主なWindowsタブレットとしては合格です。
Androidモードの使い心地
待ってました、12インチのAndroidです!
さすがに解像度2160×1440ドットで12インチととなると壮大ですね。
ホーム画面を見ているだけでも気分が高揚します。
こちらの日本化は少々戸惑いましたが、他の方の記事を参考に何とかクリア。
Playストアで日本語文字入力アプリをインストールし、これで晴れてスマホと同じように使えます。
ところどころ使えないアプリもありましたが、ゲームアプリはほとんど対応していることに驚き。
アプリ製作者様たちの優しさと製作愛が伝わってきます。
もちろんゲームアプリ程度では処理落ちは一切無し。
Youtubeも大画面で視聴、インターネットも大型画面で。
なによりゲームアプリが巨大ディスプレイでできるのは嬉しいですね。
そして番外編となりますが、ある意味で一番重要な報告を最後に。
タブレットでポケモンGO! 12インチの最大画面でプレイ可能!
これにはほんとに驚かされました。
ポケモンGOの公式対応機種を見るとAtomCPUは非対応と書かれていたので。
ダメ元でPlayストアを覗いてみると、なんとポケモンGOアプリの姿が!
恐る恐るダウンロードしてみると……動きました、それもめちゃくちゃ快適に。
Androidの巨大画面、それも待ち運び可能なタブレットでプレイするというのは恥ずかしいを通り越してなにか周りに優越感すら感じます(笑)
家の中でポケモン図鑑を見て楽しむなどには使いやすく、なにより画面が大きいと家庭用ゲームをプレイしているようで面白いです。
正にポケモンGOをタブレットでプレイしたい方の夢の具現といえるかと。
まとめ
このタブレットがおすすめな方は以下のような人
・高性能なWindowsタブレットが欲しい方
・デュアルブートタブレットが欲しい方
・持ち運びが便利なFullHDパソコンを使いたい方
・ポケモンGOを最大画面でプレイしたい方
この機種を購入するのであれば少々高くともトラブルが起こりにくい国内通販がおすすめです。ヤフオクなどではよく頻繁に投げ売りされていますよ。
また、1000円程度ですが専用のカバーも一緒に購入するほうがいいかもしれません。落として画面を割ったりしたら無くに泣けないので……Orz
ちなみに専用のキーボードも売られていますが少々お高いので、わたしは外付けキーボードを使っています。
10インチに満足できなくなった方、この機種は安いし持ち運びも快適性も抜群ですよ。
中華タブなので当たりハズレがあるのかもしれませんが……。
以上、六代でした。