久々に大金つぎ込んで思いきり痛い目に遭いました……財布の中身が!
だ、騙された……(作者からすれば被害妄想)
カバー絵が可愛いからってろくに下調べもせずに手を出した僕も悪いんですが、でもさすがにこれはないだろう!
――みたいな経験一度くらいありませんか?
冗談はともかくとして、上記のような経験をまたしても味わってしまった今日この頃です。
今後同じような被害者が出ないよう、とりあえずその漫画を紹介して注意を呼びかけたいと思います。
特に萌え漫画好きの方は必見です。
ぷちはうんど
表紙にハートを打ち抜かれて9巻一気に纏め買いしてしまいましたが、予想とは大きくかけ離れるストーリー展開や絵柄に落胆せざる負えなかったです。
もう……赤裸々に語るとですね……。
こんなに可愛いカバー絵を見たら誰だって『Dogdays』ばりの獣耳ワールド展開を期待するじゃないですか!
しかし読んでみればびっくり、獣耳なのって終始主人公の彼女だけなんですよね。
それでも絵柄が可愛ければいいじゃん。
はい、僕もそう思います。
でもこの漫画の絵や心情描写って、バリバリ少女マンガ風なんですよね……。
断っておきますが別に少女マンガをディスっているわけではなく、男の、それも萌え漫画好きのオタクからすればもはや見知らぬ世界、ターゲット層が180度違うんですよね。
特に主人公のパートナー的ポジションの『かっこいい』男性キャラである男の子に何の魅力も感じない。
なんというかですね……あからさまに『腐女子から見たかっこいい男の子』みたいな(汗)
僕的にかっこいい男主人公というのは、ポケットの中の戦争のバーニィやブラックジャックみたいな人です。
やっぱり主人公とはいえ、良いところも悪いところもあって人間じゃないですか。
あまりに完璧すぎる主人公というのはどうも感情移入しにくいです。
何より絵柄が繊細過ぎる!
こんなので萌える奴なんざ男でいない!
肌色演出は無くてもいいからもう少しキャラクターに魅力を!
まぁ、固定ファンの方は男女問わずたくさんいらっしゃる漫画のようですし、僕の価値観や評価が偏ってしまっているせいかも知れませんが。
特に女性の方にはおすすめかもしれませんね。
これだけで終わってはあまりにも短いので、以前僕が衝動的に購入して後悔した表紙詐欺漫画をもうひとつ。
盗んでリリス
肌色が多けりゃいいってもんじゃねーぞ!
という声を具現化したような作品でした。
もうですね、2ページにひとつくらいのサービス描写満載本です。
ロウきゅーぶの挿し絵も手がけている『てぃんくる』さんの絵は綺麗でかわいく、『ぷちはうんど』と比べればそれだけでも十分満足なのですが……いかんせんストーリー・キャラクターの魅力・心情描写、どれをとっても他がダメダメです。
ストーリーはあまりにも馬鹿馬鹿しいので割愛しますが、特に躊躇なのがキャラクターの魅力。
最終的には主人公の兄のハーレムエンドで幕を閉じるのですが、この兄がもう漫画史上最強レベルに魅力がない。
メガネでヘタレ、自分勝手でわがまま……これのどこにハーレムに落ち行くカタルシスがあるのだろうか。
そのくせ妹である主人公を含め、登場人物全てがメロメロになっていくというカオスな展開……。
同じ作者の書いた漫画として『月夜のフロマージュ』という作品もありますが、こちらも男主人公がクズで同じくらいカオスです。
話しも巻の途中で打ち切りになってますし。(まぁ、続きが読みたいわけではありませんが)
てぃんくる先生、悪いことは言いません。
素人目から見てもはっきり言ってあなたに絵とストーリーの両方を作りあげる漫画家の才能は0だと思います。
しかし『絵』の才能はもはや神レベルですので、ずっとイラストレーターでいてください。
絵とストーリーの両方が神レベルだと思った漫画はつい最近では『りぶねす』くらいですかね……。
偉そうにごめんなさい、一応漫画家さんの苦労は知っているつもりです。
以上、六代でした。