嘘だろおい……PCゲームが3DSサイズでプレイ可能だと!?
このパソコンが発表された日、世界にいるPCゲーム愛好ユーザーが歓喜の声をあげたに違いない。
でもね、僕は一切動じなかったんです。
その理由は……。
僕はPCの恋愛ゲームとかウェブゲームとかをするためにパソコンを外に持ち運べるサイズは、7インチが限界だと思ってるんですよ。解像度とか画面タッチのしやすさとか色々考慮すると特に。
それにね、タッチパネルでプレイするにも限界があるし、結局のところマウスが必要になってくる。仰向けに寝転がったままマウスは使えない。
とてもじゃないが外出先でのびのびと、あたかも3DSのような携帯ゲーム機感覚で遊べるとは到底思えない。
ポインティングデバイスだって慣れないと使いづらいしね。
……でもね、このパソコンの画像と紹介文を見たとき、僕は度肝を思い切り射抜かれた。
「タッチパッドの代わりに、ゲーム機のようなカーソルスティック……?」
「マウスの代わりに、ゲーム機のような4ボタン……?」
「フルキーボード搭載? スペックは4コア4スレッド?」
「世界最小最高のゲーミングPC……?」
……うん、間違いない。
こいつは、PCゲーム界の革命児だ。
ゲーム機とパソコンのハイブリッド『GPD WIN』
画像をご覧頂いて分かるとおり、本当に3DSとパソコンが合体したような姿をしています。
正常配列のキーボードを搭載し、パソコンとしての機能はフル搭載。
Windows10がOSとして入っているほか、タッチパネルと通常サイズのUSB3.0まで備えているという正に完璧な仕様。
このサイズには悩みの付き物であるパソコン自体の基本スペックはというと……。
CPU・Intel Atom x7-Z8700
メモリ・4GB
ディスプレイ・5.5インチ 1,280×720
ストレージ・64GB
重量・約369g
思わず自分の目を疑った方もいらっしゃるでしょう。
でもこれ、記載ミスでもなんでもなく、ほんとにこのスペックなんです。
Atom最強のZ8700の4コアに、メモリはサクサクの4GB、HDのタッチパネル対応画面に結構な容量の64GBストレージ……このスペックは、15インチサイズの格安PCとほぼ変わりない性能です。
早い話、5.5インチとしては化け物級スペックだということ。
ふむ、これなら恋愛ノベルゲームはもちろんのこと、軽い3Dゲームくらいならば十分可能だろう。
これをマウス無しでゲーム感覚で操作できるとは……もうPCゲームや同人ゲームを家族に隠れて夜中にこそこそプレイする必要はないわけですね……うぅ、感涙の涙が。
さて、次はこのパソコンの活用方法を考察。
ポケットに入る5.5インチPCは、ビジネスやブログにも活用できそう!
もちろんゲームだけに使用するのではもったいない、このパソコンは先ほど記述したとおり、性能面でも十分ビジネスに活用することが可能だ。
5.5インチはスマホと同サイズ、つまりポケットに入れて持ち歩くことなどたやすいわけだ。
バッテリーも5時間程度は余裕で持つみたいだし、重量も400G以下でかばんに入れてもかさばらない。
インターフェースはもちろんHDMIまで搭載。
会議の場やプレゼンテーションなどにも使用することができるだろう。データ通信も、フルサイズのUSB3.0があるので頼もしい。
Officeをインストールすれば、ちょっとした文書の誤字修正やブログ記事の加筆、外出した際のサブ機として活躍できる。キーボードがあまりに小さいが、タッチタイピングを諦めてある程度の妥協をすれば使えないことも無い。少なくともこのサイズでフルキーボードなのは鬼に金棒だ。
つまるところ、この『GPD WIN』はPCゲーム機としてもパソコンとしては贔屓目無しに最高傑作と断言してもいいだろう。
PCゲームユーザーはぜひとも手に入れておきたい一品です。
ただ唯一残念なのは、海外通販でしか購入できないという点。
Amazonでも購入できるが、値段が本来の価格よりも幾分膨れ上がってしまう。
まぁそれでも5万円程度で入手可能ですので、海外通販が怖い方は安心料金と割り切ってAmazonなどの大手から購入するのもひとつの手。
あっ、ちなみに買い物トラブルについての問題は本記事では一切責任は負いませんのであしからず。
購入は自己責任で。
PC恋愛ゲーム愛好家、こいつを使ってどこでも嫁と二次元ライフだ!
グッドラック!