メーカーが人気商戦のために怒涛の勢いで出してしまったゆえ、リメイク版やスピンオフ版など短い期間でたくさん出てしまったVITA版ネプテューヌゲーム。
アニメから入った方や、パッケージを見て惹かれた初見の方などはどのシリーズから入ればいいのか、どれが面白いのかなど迷ってしまう方も多いはず。
そこで今回は実際に全てのシリーズをプレイした僕がジャンル別に分けてどのユーザーにどれがおすすめなのかを紹介したいと思います。
いわゆるネプテューヌおすすめガイドと認識ください、それではいきましょう。
そもそもネプテューヌとは?
簡単に言うとゲームメーカーを擬人化し、そこに萌え要素をプラスしたのがネプテューヌという作品です。
基本的にはパラレルワールド設定を用いており、作品ごとにキャラクター間の関係や設定がガラリと変わったりします。(一部のキャラクターに至っては見た目も変わる)
これはシリーズファンとしては素直に楽しめない要素ですが、逆に申しますと新参の方などはどのシリーズから入っても大丈夫だともいえます。
よって、ネプテューヌゲーの楽しみ方は、可愛いキャラクターたちが繰り広げる笑いあり涙あり感動ありのバカゲーを満喫するといったところです。
とはいっても、やはりラノベやコミック、アニメなどメディア展開に準ずる基本的な世界観を持つネプゲーが数本あるのは確かです。
後述しておきますので、どうしても譲れないという人はぜひそこからどうぞ。
長くなってしまいました。以下、ジャンル別おすすめ紹介です↓
RPG系 ネプテューヌシリーズ
超次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth1
ネプテューヌ初代のリメイク作品です。
初代だしここから入れば……は大きな間違い。
このRe;Birth1は唯一どのシリーズでも世界観を省かれている、いわゆる公式黒歴史的な扱いをされているゲームです。
しかし、黒歴史というのはあくまで世界観のこと。
ゲームシステムとしては本家PS3より大幅に改善されており、快適性や戦略性、爽快感などもパワーアップしています。
また、リメイクで緩和されたとはいえ、他のネプ作品に比べればシリアスで心を打たれるストーリー展開がなされます。
主人公ネプテューヌの純粋な活躍が拝めるのも実はこの作品だけだったり。
後に世界観が省かれたとはいえ、そこはやはり初代。
主人公を知るためにも一番最初にプレイするも良し、外伝的な扱いなので後でプレイするも良し。
とにかく、ネプゲーのなかで最も名作であるのは間違いありません。
超次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth2 SISTERS GENERATION
PS3版ネプテューヌMk2のリメイク作品。
世界観としましてはRe;Birth1より一新され、アニメ・コミック・ラノベの準拠となる作品です。
基本的にメディア展開がなされているネプテューヌの世界観は、このゲームの後日談的な扱いになっています。
つまり、ネプの世界観を知りたいならこのゲームからということです。
しかしこの作品、タイトルの通り主人公はネプテューヌではなく妹のネプギアです。
前作のRe;Birth1のキャラクターたちも出てきますが、設定も性格も完全に変わっています。
ゲームシステムとしては良くも悪くもRe;Birth1をそのまま採用しており、新参ユーザーでも十分に楽しめるでしょう。
ちなみに僕はこのゲームが一番ハマりました。(妹たちが可愛過ぎる!)
世界観を理解するうえでも、初見の方にはぜひ最初におすすめしたい作品です。
でも本来の主人公である女神たちに愛着が薄れてしまうかも……(笑)
神次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth3 V CENTURY
Re;Birth2の正統な続編となる作品。
とはいっても異世界でのお話しとなりますので、ネプテューヌ以外のキャラクターたちはほとんど新キャラです。
前作をプレイしていると妹たちの活躍は無に等しいので、少々寂しい気もします。(各言う僕は悲しかった)
また、主人公以外の女神たちもプレイアアブルキャラからほぼリストラされています。
新キャラはとても可愛い子もいますが、ある一人の人物に問題が……。
その人物中心で物語が動いていくので、人によってはイラッとくるかもしれません。
システムは前作二つのRe;Birthシリーズからそのままです。
ここから入るのはおすすめしませんが、Re;Birth2から続けざまにプレイするのであれば一番楽しめるゲームだと思います。
公式扱いなのはこの2作品くらい。
超次元大戦 ネプテューヌVSセガ・ハード・ガールズ 夢の合体スペシャル
SEGAとのコラボ作品です。
Re;Birthシリーズ1・2とレギュラーで冒険を支えてくれた我らがアイエフちゃんが女神たちを差し置いてまさかの主人公に。
ここから世界観に入るのはおすすめしませんが、完全に外伝なのでゲームとして新参の方でも十分楽しめます。
しかし、ストーリーではゲストのハードガールズがほとんど空気扱いなので、タイトルに惑わされず純粋なネプゲーとして楽しんだほうがガッカリしないかもしれません。
広いマップを縦横無尽に駆け回るアイエフちゃんの可愛さは必見です。
今では値段もそれなりに落ちているので、とりあえずネプゲーに触れてみたい方などにおすすめです。
アクション系 ネプテューヌシリーズ
超次元アクション ネプテューヌU
ターン制バトルのネプテューヌがまさかのアクションゲーに。
ゲームシステムとしては無双シリーズに近く、□と△を駆使してコンボを繋ぎ、必殺技を使って敵をなぎ倒してゆく爽快ゲーです。
ストーリーはクエストを選択し、オールスターの中から自由に二人のキャラクターを選んでダンジョンを攻略するという流れ。
アクションゲームとしてみた場合は正直申し上げて粗が目立ちますが、キャラゲーとしてはなかなか。
しかし、何を差し置いてもこのゲーム一番の魅力は男性ユーザー歓喜の『コスチュームブレイク』システムです。
どんなシステムなのか……はい、言葉通りです。
システム自体は悪くありませんが上記の理由から、個人的にはアクションゲームを楽しむというより3Dで動き回るネプキャラを拝むゲームとして楽しんだほうがいいかもしれません。
ちなみに、ストーリーはご察しです(笑)
激次元タッグ ブラン+ネプテューヌVSゾンビ軍団
ネプテューヌ人気投票で見事一位を獲得したブランへのご褒美として発売されたお祭りゲー。
学校の廃校を防ぐためにブラン脚本のもと、ゾンビ映画を撮影するという某アイドルグループをパロディしたようなおバカストーリーです。
このゲームもクエストを選択し、好きなキャラクターを二人選んでマップを縦横無尽に駆け回る無双に似たシステムですが、Uと比べるとダンジョンシステムが削除され、前作以上に粗が目立ちます。
しかしキャラゲーとしてはまだ楽しめるレベルですので、今では値段もかなり落ちているので思い切って買ってしまってもいいかもしれません。
キャラクター間の関係を知りやすい作品なので、新参の方が入門用にプレイしてみるのもおすすめです。
シュミレーション系 ネプテューヌシリーズ
神次元アイドル ネプテューヌPP
アイドル育成+ネプテューヌというパロディだらけの育成シュミレーション。
握手権戦略でCDを売る某アイドルを打倒するため、主人公たちがアイドルになるというおバカなストーリーです。
プレイヤーは女神4人のうち一人のプロデューサーとなり、業界一のアイドルに育成するというもの。
システム自体は悪くありませんが、いかんせん難易度が簡単過ぎます。
一度でもライブを成功させればもうハッピーエンドは約束されたものとなります。
しかし、ネプテューヌたちが踊って歌う3Dグラフィックは美麗で一見の価値あり。
平和な世界観でシリアス要素は全く無いので、そういうのが苦手な方にはいいかもしれません。
二週目はいまいちですが初見プレイなら結構楽しめますので、現在では値段もかなり落ちているので気になるのであれば購入してみてもいいでしょう。
世界観は完全に外伝ですのでお気をつけください。
超女神信仰 ノワール 激神ブラックハート
スタイル抜群ツンデレ女神、我らがノワール様が主人公の外伝ゲーです。
他のネプゲー以上に一線を画した作品で、ネプゲー初の戦略シュミレーション作品です。
ねんどろいど風に可愛くデフォルメされたキャラクターたちを操作し、相手チームを制圧すればクリアとなります。
難易度は難し過ぎず簡単過ぎずちょうど良く、外伝ネプゲーにしては珍しく丁寧に作りこまれた良作といえるでしょう。
しかしキャラゲーとしては少々物足りず、登場キャラのほとんどが本作オリジナルという仕様。
世界観も往来より更に一新されてしまったので、ネプゲーというよりはノワールのファンゲーか戦略シュミレーションゲーとして楽しむほうがいいかもしれません。
現在出ているVITA版のネプゲーは以上となります。
正直言ってあまりファンの民度が高いとはいえないネプテューヌですが、ゲーム自体は本当に面白いのでぜひプレイしてみてください。
以上、六代でした。