考え事や悩みって、一度頭をよぎると精神の袋小路からなかなか抜け出せないですよね。
明日の不安、今日の後悔……解決しない悩みを考えて、また悩んで――と言った悪循環が起きてしまい、最悪の場合は頭痛にまで発展するといったケースも珍しくありません。
実際僕は3年前にうつ病を患い、不眠とストレスのせいでまともな生活が出来なくなったことがある経験者です。
今回は当時の僕と同じような悩みを抱えている方に、リハビリテーションで僕が試して効果のあった『考え事による不眠症』への対処法を紹介したいと思います。
(注意)ここに記載する考え事への対処法は、あくまで僕個人によるものです。
絶対的な効果をお約束できるものではありませんが、少しでもお役を立てましたら幸いです。
目次
漫画、小説を読んでみる
あまり気が乗らないかもしれませんが、どんなジャンルでもいいので書籍に目を通してみてください。
そして徐々に意識を本の方へと集中させましょう。
上手くいけば考え事を避けつつ、無意識に目や神経を疲れさせることができます。
時間はかかりますが、眠気を誘うには割と効果的な手法と言えるでしょう。
家計簿を付ける、またその時に今日の出来事を書いてみる
書く内容は頭に引っ掛かってしまってることだけで構いません。嫌だったこと、楽しかったこと、不安なことなどを文字にぶつけてみましょう。
これは人間の記憶に関係する効果的な方法のようで、カウンセラーの先生に教えて頂いた手法です。
毎日家計簿を付けている方などは、一度実践してみてはいかがでしょう。
カウンセラーや親、肉親に愚痴を聞いてもらう
人の心理や心情を察してくださる相手としては、やはりカウンセラーの先生への相談は一番効果的と言えるでしょう。
しかし、いくらプロカウンセラーや肉親である親といえども、解決法までは教えてくれません。
悩み事や辛いことというのは悲しいかな、自分で解決法や答えを見出さないと絶対に解決しないものです。
他人に相談してもアドバイスはくれるでしょうが、きっと明確な糸口は見つからないままでしょう。
これは必然と言いますか仕方のないことで、自分の気持ちは自分にしか分からないと言うことです。
それでも話しを聞いてもらうだけでも幾分気持ちがスッキリするものです。
勇気を持ってカウンセラーの先生や親に相談してみましょう。
お風呂上りにすぐに寝る
実はお風呂というのは案外体に負担がかかるものなんです。
それを利用し、お風呂上りにすぐに寝床に入ってしまおうという方法です。
夏の暑い日など、扇風機に煽られながら目を瞑ればかなり効果的な方法でしょう。
また、就寝前にテレビやスマホなどブルーライトは禁物です。
もちろん眠る前に髪を乾かす、適度な水分補給など体のバランスを崩さないよう心掛けましょう。
雨にうたれてみる
わたしはこの方法が一番効果的でした。
実践する場合は風邪などひかぬよう、あらかじめお風呂を沸かして置きましょう。
雨の日に、傘を持たず外に出てみてください。
そして空を見上げて、目を瞑って見ましょう。
トレンディドラマじゃあるまいし……と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、本当に心が洗われます。
事実、私は今でも落ち込んだり人生の選択に迷ったりするときはこの方法を用いています。
うつ病から立ち直れたのも、この雨がきっかけのひとつとなったのは間違いないです。
上記の4つを試してもどうにもならなかった場合など、騙されたと思って試してみてはいかがでしょうか。
考えないようにするのは逆効果
考えないようにと思うと、人間の記憶は逆にその記憶を思い出したり忘れないようにと働いてしまうものです。
事実を受け止めつつ、明日のことなら『明日にならなきゃわからない』と割り切り、後悔であればいずれ時間が解決してくれるのを待つしかないでしょう。
一番やってはいけないのは、自分の気持ちに嘘をついてまで考えることを辞めてしまうことです。
最後に
考えることは素晴らしいことです。
あなたはきっと人のことや周りのことを必要以上に考えてしまうとても優しい方なのでしょう。
しかし、『案ずるより産むが易し』と言うことわざがあるのも事実です。
あなたがいま考えていることも、いずれは考え過ぎだったと笑い飛ばせる日が必ず来ます。
考え事はなかなか解決しません、そもそも簡単に解決したり答えがあるなら考えたりしないでしょうし。
でも大丈夫、考えれば考えるほどあなたの人生にとって良い答えに向かっています。
まだまだ人生の途中です、せめて眠る時くらいはご自分の身体を労わってあげてください。
あなたの人生が幸福であることを祈っています、お互い頑張りましょう。
以上、六代でした。