1TB=1000MBなんてついこの間まではHDDでも珍しかったのに、とうとうSSDまで1TBの時代がやってきましたか……いやはや、パソコンの進化はすごいですね。
SSD=容量が少ないという認識が広まっているなか、こいつは革命になるんじゃないでしょうか。
……しかし、容量が大きいのは良いものの、気になる疑問がちらほら。
・そもそもSSDにそんな大容量って必要なの?
・SSDって寿命が早いって聞くけど……
・SSDってHDDより書き込みが遅いんじゃないの?
というわけで、そんな疑問を解決するため1TBのSSDに対して様々観点から切り込んでいこうと思います。
果たして、1TBのSSDには魅力的な価値があるのか。
メリットとデメリットを要考察だ!
まずはSSDへの風評被害や間違った観念を切り捨てるべし!
上記でも記載しましたが、SSDでよく挙げられている弱点。
すなわち『寿命が短い』・『壊れやすい』とか。
結論から申し上げて、これはノーです。
別に壊れやすくもありませんし、寿命が短いわけでもありません。
パソコンの記憶をつかさどるハードディスクとして、しっかりと役割を果たしてくれます。
ただし、上記はあくまでHDDと比べた場合です。
もちろん酷使すればやがては壊れてしまうでしょうし、不具合で動かなくなってしまうこともある。
つまり、寿命については往来のHDDとなんら変わりないということです。
いえ、むしろディスクを必要としないSSDのほうが故障が少ないといえるかもしれません。
ちなみにこれも上記で述べましたが、『SSDってHDDより書き込みが遅いのか?』
当然ながらこちらもノーです。
記憶の書き消しが苦手というのは多少当てはまりますが、HDDと比べてなんら変わることはありません。
というよりはですね、これを事実と仮定したとしてもそもそもHDDとSSDの性能は比べるべくもないでしょう。
読み込み処理やパソコンの処理、起動、どれを取ってもSSDのほうが勝ります。
1TBのSSDの場合、唯一の欠点であった容量まで克服してもはやHDDは敵ではありませんね。
結論:心配しなくて大丈夫、SSDはHDDより優秀です。
1TBでSSDという意味、大容量のメリット・デメリットって?
まず、もちろんながらパソコンの容量は多いに越したことはありません。
大は小を兼ねる、少なくて困ることはあっても逆はまず無いわけですね。
しかし、メリットと聞かれれば少し頭をひねる。
SSDは本来パソコンの全体的なスピードを底上げするためにHDDに代わるパーツだ。
確かに容量はある程度は必要だが、1TBなどという大容量は果たして必要であろうか?
容量を増やしたいのであれば最近では外付けHDDなる便利なものが存在する。
こちらは最安値であれば3TBの大容量でも8000円+小銭程度の出費で購入することができる。
一方、1TBのSSDとなると最安値でも30000円、3TBの外付けSSDが約4つほど購入できるということになる。
外付けHDDはUSB3.0対応のものを買えばデータ転送速度にもそこまで困ることは無いだろう。
そもそもSSDは書き込みが高速というわけではない。
容量を増やす目的で購入するのであれば、間違いなく外付けHDDのほうがお得だろう。
4倍もの値段かつ1TBものSSDを活かすのだから内蔵容量という点を思う存分メリットとして発揮したいところ。
ノートパソコンで大容量のデータを持ち運ぶような、外付けHDDを利用できない用途で使うのが大容量SSDを一番輝かせることができるだろうか。
いずれにせよ、大容量という点と、SSDという点の両方の意義を理解し使用すれば、1TBのSSDは値段に見合った素晴らしい性能を発揮してくれることでしょう。
ちゃんとした思惑もなしに3万円を投げ捨てるのはよほどのお金持ちでもない限りやめましょう。
まとめ
・そもそもSSDにそんな大容量って必要なの?
=人によりけり
・SSDって寿命が早いって聞くけど……
=デマです、ご心配なく
・SSDってHDDより書き込みが遅いんじゃないの?
=ほとんど変わりません。
こんなところですかね。
あと10年もすればSSDも1TBで1万円切ったりするのかなぁ……その時はそれが当たり前になってて、泣いて喜んだりはしないんでしょうね。
まぁどうあれ、、1TBのSSDは存在としては十分面白い!
でも高いー!