男女問わず、テレビとかでも堂々とそんなこと言っている人をたまに見かけますが、あれって何なんでしょうね。
いやね、高印象を持たれるわけないんですよ。
世間体で言えば完全に欠陥人間ですよってことをドヤ顔で宣言してるようなものですから。
断っておきますが、僕はアニメ・小説・ドラマ・特撮・ゲーム何でも大好きな完全なるオタクです。
ぶっちゃけるとそりゃ僕も二次元の女の子のほうが可愛いし好きですよ。
オタク文化を偏見で否定するわけでもありません、むしろ肯定のほうです。
でもね……世の中って、胸の内にそのことを隠すのと、堂々と言い放つのとでは歴然な違いがあるんですよ。
これは二次元好きに限らずどんなことでもしかり。
ポリシーというのはあえて口に出さない方がかっこいいんです。
今から書いていくことで心当たりのある方、周りの人にひかれていないか要注意です。
二次元好きでも動物愛好家でもそれを口に出したらNG
「アニメとかゲームとかめちゃくちゃ好き」
「わたし、動物大好きなんです」
これはまだ良いと思います。
むしろ自分の趣味や嗜好を相手に包み隠さず話しているという点では評価できます。(好印象かどうかは相手によりけりですが)
なまじ隠し過ぎるのも逆にやましいような気がしますし。
ですが……
「いえ、二次元にしか興味ないんで」
「ウチの犬は世界一可愛いもんね」
……逆の立場に立ってみて、こんなことはっきり言われたらどうします?
まず反応に困るでしょ。
「こいつ、頭大丈夫か?」
否が応でもこうなりますよね。
イタいだけなら誰にも被害を及ぼさないのでまだいいんですよ。
しかし、この場合相手がいるわけで。
会話というのは相手と自分のキャッチボールで初めて成立するものです。
でもこちらの質問に対して上記のようなイタい返答をドヤ顔で返されると、もう会話が続けられなくなるわけです。
相手側としてはとっさに笑って誤魔化すしか方法がなく、もう気持ち悪いわ不快だわで印象最悪です。
人の価値観や趣味を最初から否定するような輩は、物事を見る視野が狭く心の小さな人間ですが、くだらない自己顕示欲でコミュニティをぶち壊す輩も同レベルということ。
同じ穴のムジナになっていないか、今一度自分を改めてみましょう。
好きなことはアドバンテージ、上手く使えば武器になります
好きなことがあるというのは「その分野において人より物事を多く知っている」ということです。
人より多くの知識を持っていることはそれだけでアドバンテージになりえます。
どんな趣味にせよ、少なくとも他人とコミュニケーションを育むためにはいずれ役に立つでしょう。
人間というのは同じ趣味を持っている人に親近感を抱くものです。
例えば『釣り』と『サッカー』が趣味の人の場合、就職した会社でサッカー好きな上司と飲みの席などで話を合わせることができます。
これだけで好印象をもたれることでしょう。
同世代の人間相手でも、趣味というのは多ければ多いほど仲間作りに役立ちます。
人に好かれていて損はありません、話を振られればじゃんじゃん溜め込んでいた知識をお披露目すればいいんです。
イタさを際立たせるだけの自己顕示ではなく、特技や生きるうえでの武器として自分の趣味に誇りを持ちましょう。
馬鹿にされれば反対に見下せ・想いは内に秘めて常に堂々と
とはいっても、アニメやゲームという趣味には偏見を持つ人も少なくありません。
もし見下されたり馬鹿にされた場合は、開き直らず怒らず、鼻で笑ってやりましょう。
「お前より多く物事を知ってる時点で俺のほうが頭良いってことだけどね」
これだけ言って嘲笑してやれば十分です。
先述しましたが、趣味への情熱を口に出し過ぎるのもいけませんが、逆に隠し過ぎるのも考え物です。
適度な節度を保ちつつ、自分自身へのポリシーを持ってください。
誇りや自信を持って動いている人ってすごくたくましく見えますよね?
こうした二次元のオタク文化も、いずれはそういう風に捉えてもらえる日が来るといいですね。
とにかく、お伝えしたかったことはただひとつ。
「世間体なんて気にしない」は、人間関係を育むうえでは通用しません。
しっかりと自分のイタさを自覚しましょう。